機関紙『福祉のなかま』

「福祉のなかま」2020年3月号 福祉職員の大幅な増員と賃金の引き上げを求める「3.12ストを含む全国いっせい行動」へ

 福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2020年3月号を発行しました。

 1面では、来年度の賃金などを決める春闘がすすむなか、組合の力を発揮し、見える形にして、組合加入よびかける「組織拡大キャンペーン」にみんなでチャレンジしようと特集を組みました。分会と地方組織で目標を立てて、全国いっせいに6月までにとりくみをすすめましょう。組合のない職場で悩む人たちから福祉保育労に寄せられる労働相談が増えているなか、組合に集団的に加入して、職場改善をすすめようとよびかけていきましょう。

 2・3面は、3月12日に予定してきたストを含む全国いっせい行動を特集。今号発行後の3月5日に、福祉職員の大幅な増員と賃金の引き上げ、労働法令の遵守の徹底を求めて、厚生労働省と内閣府と交渉(陳情要請)をおこないましたが、不十分な回答にとどまったことで、3月12日は「ストを含む全国いっせい行動」としてよびかけます。感染症対策と安全に配慮して、ストライキの実施やワッペン着用就労、宣伝・対話、職場アピールの採択、政府宛FAX要請、SNSでのアピールなどにとりくみましょう。

 4コマ漫画「教えて!福志朗先生」のテーマは、「不合理な待遇差をなくそう」です。4月から(職員数が100人以下の法人は2021年3月末までは努力義務)非正規雇用の職員と正規雇用の職員の不合理な格差が禁止になります。具体的には、正規にある慶弔休暇が非正規にないなどという格差は不合理で、正規と同一の扱いにする義務がガイドラインでも示されています。職場の格差をチェックして、改善させていきましょう。

 4面の「伝えたい組合の力」には、大阪の障害福祉事業所の分会長が登場。多忙になるなかで、組合活動が停滞していたなか、立て直しを図って、6人だった組合員が8人増えて14人に。「大切なのは、集い学ぶこと」を実践し、分会会議の定例化と団体交渉の実施へすすんでいます。「あったか共済コーナー」では、年金共済をおすすめ。掛金と積立金の例も示しています。「年金なんて先のこと」という意識を変えてみませんか。

 「お便りありがとう」では、全職員アンケートと団体交渉で職場改善を訴えるという決意や、学生時代の保育実習で保育園には「ない」と思っていた休憩が、就職した今の園では「ある」ことがリアルにつづられたエピソードなども寄せられました。ぜひお読みください。

◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2020年3月号(340号)PDFファイルhttps://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2020/03/20_3.pdf

 

 

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