3月12日、福祉保育労は、政府に福祉職員の大幅な増員と賃金の引き上げを求めて、ストの実施、宣伝・対話、ワッペンシール着用就労、職場集会、職場アピール採択・首相官邸へのFAX要請など、「ストを含む全国いっせい行動」を展開します。新型コロナウイルス感染症の影響が広がるなか、宣伝行動の中止や行動規模の縮小などを余儀なくされている状況も出ています。感染症対策と安全への配慮が今まで以上に求められています。あわせて、福祉職場と職員が果たす社会的な役割に注目が集まるなか、増員と賃上げの必要性の理解と共感を広げるチャンスでもあります。
ストライキは感染症対策などの影響で規模が小さくなりましたが、群馬、東京、大阪、島根の4都府県12職場の74人(3月10日時点)が、安全に配慮したうえで入る予定にしています。この状況だからこそ、増員と賃上げの必要性をできる範囲で工夫をして訴えようと、ストに入らない職場段階でも行動の準備がすすんでいます。
東京や京都、大阪では、駅頭や役所前などでの宣伝行動を取りやめることになりましたが、神奈川と栃木では、感染症対策をおこないつつ、駅頭などでの早朝の宣伝行動(栃木=9:00~10:00栃木県庁前交差点、神奈川=8:00~9:00相鉄線・三ツ境駅前)で実施する予定です。また、兵庫の県庁前(8:00~9:00)、福岡の福岡市役所前(ベスト電器の向かい8:15~9:00)での早朝宣伝行動は、感染症対策に配慮して、チラシを配布しない形でプラカードを掲げるなどのスタンディングでアピールします。滋賀では予定通り、19:00~19:45草津駅西口で宣伝行動を実施します。
ネット署名「#福祉職場が緊急事態 職員を増やして!賃金を上げて!http://chng.it/rTd22fVt5h」への賛同も広がりつつあり、コメントも相次いで寄せられています。さらに賛同をよびかけつつ、#福祉職場が緊急事態 #職員を増やして #賃金を上げて などでの発信も広げていきます。要求に対するご理解と共感、ネット署名のさらなる発信・拡散もお願いします。