福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2020年10月号(346号)を発行しました。1~3面は、9月13・20日に開催した福祉保育労第36回定期全国大会の報告特集です。感染対策を踏まえて、出席者の大半がオンラインで出席する初めての大会となりました。 2・3面に討論の概要・特徴を、1面に討論を踏まえて課題や方向性を打ち出した「討論のまとめ」を掲載しています。
紙面では、コロナ禍での労働相談から分会結成につながって減給や年休消化を是正させた成果、組合で要求したことで増員や時短を実現して「保育園に来るのが楽しい」と声があがっている事例のほか、障害福祉職場での集団感染で得た教訓なども示されています。コロナ禍で従来の活動が困難ななかでも、悩みをメールのやりとりで聴き取って要求に反映させたり、オンラインを活用した会議を開いたり、工夫が重ねられています。
さらに組合の力を発揮して、たたかう姿を示して、なかまを増やしていく運動をすすめていきます。大会が終わり、秋の運動が始まったなか、『今月の主張』は、「自分の言葉で語りかけ 福祉保育労の存在と役割を知らせよう」とよびかけています。
4面の「伝えたい!組合の力」には、兵庫の新しい保育園分会の執行委員長が登場。4月にコロナの影響で登園児が減ったなか、減給や年休消化の対応となり、最後の望みをかけて、福祉保育労に相談。正規職員全員が加入し、分会を結成し、要求書を提出。6月の賃金支給日に不適切な対応を是正させました。知識やメッセージ、役員などの支援を得て、組合に相談するまではなかった「心強さ」を実感しています。
「あったか共済コーナー」では、年に2回の共済加入のタイミングを迎えています。賃金が低いうえに、年金制度への不安に加え、コロナ禍での生活不安も広がっています。11月15日までの申し込みとなっている年金共済への加入をぜひご検討ください。
◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2020年10月号(346号)PDFファイル
https://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2020/10/20_10.pdf