福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2022年9月号(367号)を発行しました。
1~3面では、9月18日に開催する福祉保育労第38回定期大会にむけて、運動方針案の特徴と、運動の基調・とりくみのポイントを解説特集しています。
22春闘では、2月からの処遇改善臨時特例事業を活用した賃上げを要求して、全産業平均との格差をうめるには不十分ではあるものの、春闘の賃上げ実績としては、かつてない経験となりました。ただ、対象から外れた事業・職種があるほか、8割の事業所が手当としたなかで、ベースアップへの切り替えや制度・予算の規模・対象の拡大を求めていきます。
パワハラ相談をきっかけにした、集団的な加入・分会結成も続きました。安心して働きつづけられる職場づくりが求められています。久しぶりに団体交渉を開催した分会で労働組合の持つ力と変化を実感したケースも広がりました。
コロナ禍で活動が困難になり、労働組合の力や姿が見えづらい状況もあります。対面で集まりづらい状況のなかでも、オンラインの活用や少人数に分けた話しあいを重ねて、活動を継続させる工夫が重要です。9月18日の全国大会にむけて、運動方針案の論議を深め、活動を止めずに、対話をすすめ、多くの仲間を迎え入れていこうとよびかけています。
2~3面の運動の基調や4つのポイントもぜひお読みください。
「伝えたい!組合の力」は、茨城の保育園分会の分会長です。久しぶりの団体交渉を、一人ひとりの思いを大切にして開催し、定年後再雇用者の昇給と一時金の10割保障を勝ち取りました。
「あったか共済コーナー」は、11月15日が秋の締切となっている年金共済の申し込みのよびかけです。
◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2022年9月号(367号)PDFファイル
https://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2022/09/22_9.pdf