福祉保育労の機関紙「福祉のなかま」2023年4月号(374号)を発行しました。
1面では、福祉保育労を紹介し、労働組合の意義と役割を示して、加入をよびかけています。保育や介護、障害福祉、学童保育、社会的養護などの福祉職場に入職されたみなさんは、期待を持ちつつも、不安や悩みを抱えているはずです。私たちは、しっかり寄り添いたいと考えています。
生活や仕事について、一人ひとりの思いを前向きな要求として実現していくうえで、福祉職場では2つの壁があります。法人(経営者)と制度(国・自治体)です。労働組合に保障された権利を活用して、職場をこえたなかまの力をあわせて、活動をすすめています。
加入して、法人としてできる労働条件の改善を求め、法人の経営努力だけでは実現できないものは国・自治体に制度・予算の改善を迫っていくことが重要です。
組合員で助けあう共済制度も、民間の保険よりも安い掛金で確かな給付が保障されることも魅力です。
詳しくは紙面をご覧ください。
2・3面では、3月9日に福祉職員の大幅な賃上げ・増員などを国に求めて展開した「3.9福祉職員賃上げ・増員アクション」の報告特集です。
感染防止対策もしつつ、32職場209人がストライキに入るなど、約4000人が行動に立ち上がりました。3月2日におこなった政府交渉の報告と、9日のアクションの特徴を掲載しました。
4面の「伝えたい!組合の力」は、長野の保育園で働く支部執行委員長です。コロナ禍を含むここ数年、支部の組合員も、仕事で心が疲弊して休んだり職場を離れたりする状況がありました。困っているなかまに寄り添える活動をつくっていこうとしています。
「あったか共済コーナー」では、新入職員への共済加入をよびかけつつ、5月15日が締め切りの年金共済もお勧めしています。5月8日からコロナの取り扱いが2類から5類になることをうけて、給付の一部変更についてもお伝えしています。
「お便りありがとう」には、2月号の春闘の統一要求の解説特集への感想、保育政策の遅れに対する不信感、職種によって大きな格差をつけた法人の対応への不満と分会への激励、統一地方選挙への思いを掲載しました。
ぜひ、お読みください!
◇福祉保育労機関紙「福祉のなかま」2023年4月号(374号)PDFファイル
https://www.fukuho.info/wp-content/uploads/2023/04/23_4.pdf